今週から本格的に改修作業を行っている弊社の施設「技能向上センター(仮)」の途中経過 その2 です。
この建物は70年以上前に立てられたもので、当時はかやぶき屋根だったそうです。
約30年前に屋根を下地から大改修を行い、現在のトタン屋根となりました。
この地区にある建物の中で最も古い建物のようです。
古い建物ですが、柱や梁などの構造材は太いものを使用しているので、東日本大震災の揺れにも耐えました。
今回の修繕で躯体の補強も行いますので、建物の寿命も少し延びるはずです。
さて、作業の途中経過についてですが、今週は天気が良い日が続いているので外部面の作業を進めています。
約30年前に大工さんが壁に貼ったトタンを撤去したら、約70年前の左官屋さんが塗ったとおもわれる土壁が姿を現しました。
全体的に土壁は良い状態でしたが、雨の当たる下の部分は風化が激しかったので新しい材料で修繕しました。
土壁を下地として再利用する場所には土壁強化剤「土強」を塗布しました。
今回の土壁強化剤の使用は実験的な意味合いもあり、仕上がった後も経過観察を行います。
下地を修繕した土壁に砂漆喰を塗って下塗りを行います。
下塗りの塗付けが終了した様子です。
この後、漆喰の仕上げを行います。
つづく
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